アムヘルト大統領は8月2日(金)、モンゴルの首都ウランバートルでオフナー・フレルスフ大統領とロヴサンナムスライ・オヨーンエルデネ首相と会談する予定です。スイスの大統領がモンゴルを公式に訪問するのはこれが初めてです。20年にわたる外務省スイス開発協力局(SDC)による支援の成功や、ウランバートルのSDCモンゴル事務所閉鎖を踏まえ、今回の訪問では両国関係の将来像に特に焦点が当てられます。また、安全保障問題と多国間秩序への関与といった国際的な話題にも及ぶ予定です。8月4日(日)までのモンゴルでの日程には、二国間関係を祝う写真展や、カシミアとヤクウールの持続可能な生産に取り組むSDCによるプロジェクトの視察も含まれています。
日本では、8月5日(月)にジュネーブ市と友好都市協定を結んでいる品川区の森沢区長らと面会し、8月7日(水)に岸田文雄首相、木原稔防衛大臣との会談に臨みます。スイスと日本の長年にわたる関係への謝辞に始まり、そのさらなる発展、また、東アジアの展望やヨーロッパの安全保障情勢についての議論が予定されています。8月8日(木)には天皇陛下に拝謁する予定です。
スイスと日本は、共通の価値観、革新的で競争力のある組織体制の推進、多国間主義やルールに基づく世界秩序への貢献を共有する、極めて良好な関係にあります。日本はスイスにとって、アジアで中国、インドに次ぐ3番目に重要な貿易相手国であり、年間貿易額は約140億スイスフランに上ります。また、スイスの共同研究相手国としても重要です。