経済−統計データ

1人当たりGDPで見ると、スイスは世界でもトップレベルの水準にある。その経済力は、主にサービス産業に基づいている。最も重要な貿易相手国は欧州連合である。 

  • スイスの1人当たり国内総生産(GDP)は、世界ランキングでトップテンに入っている。(2022年は92,000米ドル。)
  • サービス産業はスイスのGDPの約74%を占めている。工業は約25%を占め、農業は1%にも満たない。
  • 欧州連合はスイスにとって最も重要な貿易相手国である。輸入の約67%はEUからで、スイスの輸出の50%はEU諸国向けだ。
  • スイス企業の大多数(99%以上)は、従業員250人未満の中小企業(SME)である。
  • 国際的に見ても、スイスの公的債務は(コロナ危機後でも)まだ比較的低い水準にある。2021年初頭の政府総債務(金融資産控除前)は、GDPの約15%(約1,000億スイスフラン)であった。   
  • スイスはヨーロッパの中でもVAT(付加価値税)の税率が低い国のひとつである。大半の商品やサービスには8.1%、宿泊関連サービスには3.8%、日用品には2.6%の税率が適用される。
  • スイスは、研究開発に年間230億スイスフラン以上を費やしており、これはGDPの約3%に相当する。これらの費用の3分の2以上は、民間企業が負担している。
  • スイスの通貨はスイスフランで、1フランは100ラッペンである。なお、通貨コードはCHFまたはFrである。