非再生可能エネルギー

エネルギー供給を国外に依存する非再生可能エネルギーがスイスのエネルギーミックスを支配している。

牛舎からアルプスのパノラマを背景にしたゲスゲン原子力発電所を望む
ゲスゲン原子力発電所 © Allessandro Della Bella

スイスの非再生可能エネルギーの割合は、総消費量の81%を占めている。石油は、総消費量の44%を占め、エネルギーミックスを支配している。原子力の23%、天然ガスの12%がこれに続く。これらのエネルギーは、ほとんどが輸入されており、エネルギー供給を国外に依存している結果となっている。

1990年以降、非再生可能エネルギーの消費は増加しているが、スイスは、この割合を2010年から2020年にかけて20%削減することを目標に掲げた。なによりも石油を基盤としたエネルギーの消費を削減することが重要課題とされている。1950年には、まだ24%だった石油エネルギーの割合は、70年代初めにはすでに80%になり、この間、再び44%に減少した。スイスには、クレッシエ(ヌーシャテル州)とコロンベ(ヴァリス州)に2つの精油所があり、輸入した原油の加工を行っている。

1969年、スイスの原子力エネルギーは、アールガウ州にあるベツナウ原子力発電所1号機の運転開始と共に始まった。続いて、ベツナウ2号機、ミューレベルク(ベルン州)、ゲスゲン(ソロトゥルン州)、ライプシュタット(アールガウ州)が始動した。2011年、連邦内閣は、原子力エネルギーから徐々に脱却していくことを決めた。:原子力発電所の新設はこれ以上行わず、現在ある原子力発電所は、稼働期間が終わったものから停止する。

スイスでは、70年代初めから天然ガスが使われている。現在、天然ガスの割合は、エネルギー消費量全体の約12%である。この割合は、将来的に増加し、発電にも利用されることになる。スイスは、天然ガスの供給において完全に輸入に頼っており、基本的に、ヨーロッパの4つパートナー国(ドイツ、オランダ、フランス、イタリア)と長期的な協定を締結することで保証されている。スイスは、12カ国による包括的な供給体制を持つヨーロッパガスパイプラインに加盟している。