外国に暮らすスイス人

スイス人の10人に1人が国外で暮らしている。

さまざまな国の道標

2016年には、77万人のスイス人がスイスの国境の外で暮らしていた。この全人口の約10分の1を占めるグループは、折に触れて“第5のスイス人”と呼ばれている。

在外スイス人のうちの62%がヨーロッパ諸国に住んでおり、最も多いのがフランス、ドイツである。ヨーロッパ以外では、アメリカ、カナダ、オーストラリアに多くのスイス人が暮らしている。

在外スイス人組織ASOには、世界中に750以上のスイス人団体がある。ASOは、在外スイス人の本国スイスに対する要望や利害を代表する組織である。

在外スイス人は、本国に暮らすスイス人と同等の政治的権利を確保している。約600'000 人の在外スイス人が選挙権を有する。

在外スイス人の起源とその後

15世紀から18世紀の間には、スイス人は国外で傭兵としてよく知られていた。18世紀には、約7万人のスイス人傭兵が国外の軍隊で働いていた。18世紀から19世紀にかけては、いくつかの州から貧困や宗教的な不寛容が理由で、主に南北アメリカに多くの人々が移住した。

現在では、多くの会社員、大学生、研究者、芸術家などが一時的に国外に滞在し、学業や仕事の経験を広げている。在外スイス人の5人に1人は65歳以上である。